(1)将来の夢を持てるように
以前養護施設の職員さんとお話をさせて頂いた際に入所されている子供達に将来の夢を訊ねると「施設の先生になりたい」と言う子供が多いというお話を伺いました。昔は小学生に同様の質問をした場合にも学校の先生という回答が多く見られましたが、それが今では「YouTuber」と答える子供が多くなりました。子供は将来の夢を聞かれた時には自分が知っている職業(身近な職業)しか答えることが出来ず、それが以前は「学校の先生」だったものが、今の子供達にとっては「YouTuber」が一番身近な職業になったということではないかと思います。
YouTuberになりたいと思うことも決して悪いことではありませんが、選択肢を知らずに将来を狭めてしまうのも又勿体ないのではないかと思います。幼少期の経験や体験というのは非常に重要なもので、将来就きたい職業に選択肢を持つ為には、先ず社会にはどんな職業があるのかを知る事から始めなければなりません。
学校の勉強に関しても、ただ周囲の大人にただ「勉強しなさい」と言われたからやるのではなく、大まかなイメージでも良いので勉強という行為に動機付けをしてあげられるような支援を心掛けています。高学年のお友達ならば「自分が将来就きたい職業に就く為に」もしくは「未だ将来の夢は決まってないけれど、将来の夢が出来た時に諦めなくて良いように」小さいお友達には「大人になるための練習」といった考えを持ってもらえると良いなと考えています。
(2)思いやりのある人になれるように
能力がズバ抜けて高ければ自身のスキルだけで生きていく事が出来るかも知れませんが、社会に出て集団生活を行う以上ある程度のコミュニケーション能力は必要になって来ると思います。新しく仕事を始めた際に仕事に対する知識や技術が未熟であっても人間的に好かれる人物であれば周囲の補助や丁寧な指導が期待でき、その人の持つ内面的な部分が社会に出てからの様々な場面に影響して来るという事は想定できるのではないでしょうか。学齢期における学校生活やデイサービス等を含む放課後の余暇活動というのはコミュニケーション能力を養うチャンスであると考え、施設の大人や子供同士の関わりの中で子供達の持つ「思いやりのこころ」を大切に育て、人に好かれる大人になっていって欲しいと考えています。
上記の目標達成に向けて、最遊木では余暇活動の時間を大切にし、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を支援の中心に定め大人も遊びの輪の中に加わり、子供同士の関わりの中で良くない言動があった場合でも問題行動をただ叱るのではなく、子供の成長に繋がる機会だと捉え、受け手の児童へのフォローは勿論の事、問題行動を起こしてしまった児童にも子供に伝わる伝え方を意識して注意を行い、少しでも子供達の成長へと繋がるよう取り組みます。又、休校日には積極的に遠足や社会見学を行い様々な経験や体験を通して子供達に根拠のある自信を手に入れてもらう事、自身の将来像を描けるようになってもらう事を目標に支援を行って参ります。
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